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シミ治療薬に含まれる「ハイドロキノン」が強力な美白効果を発揮するメカニズム

2019年12月24日
肌を気にする女性

シミ治療薬やメディカルコスメなどに配合されているハイドロキノン。シミを漂白してくれるお薬としてエイジングケア世代の女性に注目されています。いわゆるシミや肝斑、老人性のシミなどにも効果を発揮するため、美意識の高い人はすでに試している成分です。

このハイドロキノンが強力な美白効果を発揮するメカニズムを知らないという人も見受けられます。ハイドロキノン自体は、ベリー類や麦芽などに含まれるポリフェノールの一種です。もともとは写真の現像の際に使われてきた薬品でそれを取り扱っていた人の手が白くきれいになったことから、化粧品や医薬品の分野に取り入れられるようになりました。

ハイドロキノンは、メラニン色素を作り出すチロシナーゼを阻害する働きと、メラニン色素の元となるメラノサイトをたたくメカニズムがあります。チロシナーゼの生成を阻害し、メラノサイトを根本からたたくことで、新しいシミを作らない効果が実証されています。また、できてしまったシミに対しても美白効果を促していきます。ただし、できてしまったシミに対する美白効果が可逆性があり、使用を中止すると再び浮かび上がってくるので医薬品の使用の継続もしくはコスメへの切り替えをおすすめしています。

シミを消すための漂白剤といわれているハイドロキノンですが、他の治療法と併用する場合があります。
ニキビ治療の際に赤み肌を消すために治療薬とともに処方されることがあるようです。またレーザー治療の副反応としてシミができやすくなるメカニズムがあるため、予防としてハイドロキノンクリームが処方されます。このほか、レチノール配合クリームの効果をカバーするために、ハイドロキノンを併用することもみられます。レチノール配合のクリームの効果が表れた後も、さらに美白効果を持続させるためにハイドロキノンが含まれたクリームの使用は継続して行うよう指導する皮膚科医が大半です。

医薬品として販売されていることが多い成分ですが、2%濃度までであれば化粧品に配合することが許可されています。メディカルコスメなどを中心に配合されている商品が多数存在しているようです。ただし高濃度だから効果が高い、よい商品だということはできず、5%以上の配合になると発がんの確率が高まるとされています。そのため日本では4%までの濃度でハイドロキノン医薬品を処方することが一般的です。日本人の肌には5%濃度以上の医薬品は使わないことをおすすめします。